2007年03月


2007年03月01日(木)

今朝職場で、とある表に2月29日と日付を書いてあるのを見ました。残念ながら世間は3月になったみたいですよ。

職場が日本橋から1駅の場所にありまして、仕事帰りに時々オタロードに行ってます。しかし仕事が終わるのが朝9時で、すぐに向かうと9時半には着いてしまうのにとらのあなは10時開店。他の店も10時前に開いてるのはコンビニぐらいなので、朝食(マイブームはな○卯です)をとって、のんびり行くとちょうどいい感じなんです。僕は足が長く(自慢です)、大阪に住んでから歩くのが速くなったのもあって普通に歩いても急ぎ足の人を追い越したりするんですが、ゆっくり歩くという行為はなんだかとても新鮮で、人並みが早送りになったみたいに錯覚します。

それにしても、平日の開店直後でもとらのあなにはそこそこ客がいるんですよねえ。中にはどうみても学生っぽくない人もいるし。あの人たちは何やってるんでしょうねえ。…あ、僕も「あの人たち」の一部でした。すいません、一応社会人してます。てへ。

2007年03月04日(日)

まず自分が嫌いだ、ということが前提にあった。こんな人間を誰も愛してくれるはずがないと思っていた。恋人とつきあっていても、どうして自分なんかと一緒にいてくれるのか、本当に自分のことを好きなのかといった不安に常に苛まれていた。…生まれて初めて好きだと言ってくれた人にさえも、そんな猜疑心を向けてしまっていた。

だから、誰かを幸せにすることなんてできないと、考えていた。

それは間違いだった。それは偽りだった。自分が嫌いだから、自分に自信が持てないからこそ、誰かに愛してもらいたかった。好きになった人に好きだと言ってほしかった。…好きだと言ってくれた人を、心の底から愛したかった。

誰かを幸せにしてあげたいと、願っていた。

叶わないから諦め、怖いから顔をそむけ、嫌われたくないから逃げた。相手の気持ちなんておかまいなし、自分のことしか頭になかった。配慮がなかった。余裕がなかった。…愛なんて、なかった。いつも思い出すのは楽しかった日々でも微笑む顔でもなく、冷たい冬の海、並んで歩く二人の埋まらない隙間。あれだけ多くのものを与えてくれたのに、とても大事なことを教えてくれたのに、何ひとつ返せなかった。もう何ひとつ返せない。

「ありがとう」も、「さよなら」も、言えなかった。

きっと間違っている。今も間違えたままでいる。後悔と自虐の枷に囚われてしまっている。それじゃいけない。けれど忘れない。忘れちゃいけない。そしていつか愛する人を幸せにしたいと思えた時に言わなきゃいけない。ありがとう、さよなら、と。

2007年03月05日(月)

部屋の床を覆い尽くすように散乱していた新聞・雑誌を一斉処分しました。玄関には回収袋パンパンの新聞が2袋と、30cmほどのマンガ雑誌が6束。うん、床面積が広くなりました。あとは洗濯をして、雑誌のアンケートハガキ書いたり、エロゲー(Fate)を再プレイしたりしてまったりと過ごしています。今夜は仕事なのですが、昨夜22時に寝て朝10時に起きてしまったため、眠れずにいます。現在夕方17時前。このまま寝ずに出勤するのは危険なので少しは横になっておきたいなあとは思うんですが、いかんせん眠くない。むう、困った。

不規則な時間に仕事をしているため、規則正しい睡眠を取れば逆に不規則な生活に陥ってしまうという不条理。

2007年03月07日(水)

「ダイエットしなきゃ」

僕の人生においてこのセリフを口にする日がくるとは夢にも思いませんでした。高校3年頃から大して変わらず維持してきた体型。いくら食ってもあまり増減のない体重。それが当たり前であって、年をとっても痩せることはあれどこれ以上太ることはまずないだろうなんて根拠のない確信がありました。

ところが。

先日体重をはかる機会があって(自宅には体重計がありません)、久しぶりにはかってみたところ、あれれ?目盛り…ズレてないよね。服着てるとはいえ、5kg…いや7kgも増えてる?いや、そんな、まさか、でも、現に、増えてる。そういえば、最近ベルトの穴をずらさないときつくなっていたような…。ええと、これは、つまり、

太りました。しかもお腹が出てきました。

なななんということでしょう。常に標準体重を大きく下回り、痩せすぎの代名詞だったこの僕でさえ、中年太りの脅威からは逃れられないのです。しかし、おめおめと屈するわけにはいきません。ひと回りウエストの大きなズボンを買うなんて考えたくありません。体重の増加が止まらないようであれば腹筋やスクワットも辞さない覚悟です。ええ断固戦いますとも。ハゲの上にデブの称号まで付与されてたまるもんか…!

…とはいうものの、まだ標準体重に5kg以上届かないんですけどね。お腹も出てきたっていうか人並みのウエストになったレベル。ちなみに転職する直前に計量した時は平常時より3kgほど少なくて、いかに前の仕事が身を削っていたかを体感しました。ニート中の体重増加はむしろ必然でしょうか。

2007年03月08日(木)

30歳というひとつの区切りを超えたからでしょうか、最近死への恐れが少し強くなったような気がします。

よくわからないような昔から始まりこれからも途方もなく続いていくであろうこの世界に比べて、生物の寿命はあまりに刹那的です。人間もたいていは100年も生きられません。たったそれだけの時間で、いったい何を残せるでしょう? 子を作り、育てれば自らの遺伝子は残せるし、種の存続に貢献できるでしょう。すべての生命がそうしてきたように。しかし、「個人」としてはどうでしょうか。ヒトには生物種を構成する一因子という在り方とは別に、自ら思い、考える「自我」があります。自分という人間ではなく、人間の中の自分は果たして何かを残すことができるのでしょうか。

…なにやら大げさになりすぎましたね。話を戻すと、あれもこれも適当にいいかげんに生きてきたけれど、いつまでも若くいられるわけなんかなくて、いずれ老い、朽ちていくのは当然で、それどころか何かのはずみで明日死ぬかもしれないのに、このまま世界に何も刻めずに死ぬのは嫌だなあと思うのです。死ぬのはもちろん怖いです。でもそれより何も残せずに死んでしまうことの方が怖いです。存在した痕跡が、生きた証が欲しいんです。…たとえばこのサイトも、そういうもののひとつでしょう。

人生はあまりに短く、叶うならば不老不死を願う気持ちもないとは言えません。でも、死を恐れるからこそ生きたいと願い、いずれ来る死を意識するからこそ生を謳歌しようとするのかもしれませんね。

2007年03月09日(金)

なか卯の牛丼にシイタケが入っていることに気付いてテンションが上がり、なんか得した気分になりました。キノコ類大好き人間です。前世はきっとルイージです。マリオじゃないのがミソです。

でも前に食べた時は全然分からなかったんですけどね。当たりハズレがあるのでしょうか。もしくは店舗によって異なる隠し味とか。奥深い。

2007年03月11日(日)

そうだ、京都行こう。

と唐突に思い立ってお昼前に阪急京都線特急で行ってきました京都。目的地は東寺。清水寺も金閣・銀閣も行きましたが東寺はまだだったので寺好きとして一度は行っておきたかったのです。烏丸から地下鉄乗って京都駅に着き、東寺道というのを見つけ、きっとこれを歩けば東寺にたどり着くに違いないと思い、3月も中旬になろうというのに雪がちらつく中とぼとぼ歩いててちょっぴりくじけそうになりました。果たして無事に到着しひと安心。ちょうど五重塔の特別拝観中で初層内部に入ることができ、係のお姉さんの解説も聞けました。ラッキー。塔の中には色鮮やかな壁画や装飾がびっしりで、外観とはずいぶん違ったイメージでした。それにしても五重塔、デカい。単純に55mという高さに加えて塔の放つ威容がより大きく見せているように思いました。そして美しい。金堂といい、金堂内部の国宝と重要文化財ばかりの仏像といい、日本の歴史が積み重ねてきた美、仏教が培ってきた美は荘厳で、ひたすらに見とれてしまいました。いや、僕は無宗教ですけどね。そういえば東寺は真言宗のお寺なんですね。境内に四国八十八箇所の案内があったので、徳島で生まれ育った身としてはいつか巡礼したいという野望が再燃しました。メラメラ。

で、次に向かったのが京都アニメイト。それから神戸三宮、最後に大阪日本橋とオタクショップばかりを巡りました。「これぞオタク三都物語!」って言いたいだけのために。ええ、何の意味もありません。だがそれがいい。

有意義でアホな休日でした。

2007年03月12日(月)

少し前に太ったという報告をしましたが、よく考えてみれば、前働いてた時に比べて今の仕事始めてからの食事の量は劇的に減ってるんですよね。なのに体重は増えてる。これはつまり、いくらメシを食おうが過酷な労働条件下で肉体疲労・精神の磨耗を回復させることなくろくに睡眠をとらないとやつれるばかりで、逆にどれだけ食べなくてもさしてストレスもなくよく眠っていれば体重は人並みをキープできるということの証明であり、食事だけにこだわりがちな減量法に一石を投じる画期的事例でありダイエット本を執筆すれば印税ガッポガッポですか。え?僕の生活環境が異常すぎて一般的には何ら参考にならない?ですよねー。

それはともかく食事をしなさすぎて自分でも不安になってます。ひどい時は1食だけの日とかあるんですけど、ええと、これ食費浮くからいいとかじゃないですよね。ちゃんとおなかもすくし食欲もあるんだけど、生活サイクルの乱れからか睡眠欲を優先してしまってる現状。帰りにコンビニ寄ると遠回りになるのも原因のひとつかもしれません。食料を備蓄せねば。自炊?年単位でしてませんが何か。

2007年03月14日(水)

左の靴下にだけ穴が開く呪いは何処の教会に行けば解いてくれますか。我が家の靴下が絶滅寸前です。レッドデータブックに掲載されてしまいます。まてよ、足の爪切ればいいのかも。

そんなことよりさっき仕事帰りに地下鉄の切符落としました。たぶん人生二度目ぐらいです。かなりショックです。なにやってんだろ…。「次から気をつけてください」と通してくれた駅員さんありがとう。

昨日は帰りの電車で寝過ごしました。はっと目覚めたと同時に降りるべき駅でドアが閉まりました。ちなみに寝過ごしマイベストは地下鉄が車庫に入ってしまった時です。

今日は小ネタ集みたいな更新ですね。はい。

2007年03月16日(金)

今の仕事を始めて1ヶ月ちょっとだというのに、もう後輩ができました。

後輩という単語を聞くだけで「おっおはようございます!あの、きょ、今日から入りました○○と申します!わたし、こういう仕事初めてなんでいろいろご迷惑かけちゃうかもしれませんけど、よろしくお願いしますね先輩!」とか「あのー…すいません、これってどうやればいいんですか?…あっいえっやり方だけ教えてもらえれば一人で…あ…(せ、先輩の顔がこんな近くに…はわわ)」とか「先輩、お昼ご一緒してもいいですか?わたしお弁当なんで…あれ?先輩のお昼はコンビニのおにぎり1個だけなんですか?それじゃあ夕飯までもちませんよー。…よ、よかったらわたしの唐揚げいっこ食べますか?」とか「先輩、今日は本当にありがとうございました!何から何までつきっきりにさせちゃってごめんなさい…。あの、あの、それで、先輩って××駅から電車乗るって聞いて、わたしも同じ駅だから、その、つまり、おっおっお邪魔じゃなければ駅まで一緒に帰ってもいいですか?(きゃっ言っちゃった)」とか妄想はとめどなく広がりますよね。

でも残念ながら新しく入ってきたのは僕と同い年のゴツいオッサンでした。人生そんなもんです。

2007年03月21日(水)

友人と食事をしながらニートがうんたらかんたらなどと話していたら、隣の席にいた男が店を出る僕らの後を追うように出てきて「好きでニートやってるんちゃうぞ!」的な捨て台詞を吐いて自転車で走り去っていきました。彼が会話のどの部分に憤慨したのか知る術もありませんが、きっと癇に障ったのでしょうね。僕がついこの間まで約半年間ニートとして自責と苦悶の日々を過ごしてきたことを彼に伝えてあげたかったです。この場を使ってお詫びを申し上げ、彼の脱ニートを願いたいと思います。…まあ赤の他人に八つ当たりしているようではまだまだでしょうけどねフフフ。

ハラポネットは全国のニートが新たな人生を歩めるよう全力で応援します。

2007年03月22日(木)

自宅マンション入口のオートロックの解除ナンバーを何故か不動産屋に教えてもらえず、鍵で開け続けること半年。住人が解除する様子を気付かれないよう注意深く観察すること数回、先日勇気を出してその番号を試してみました。作戦開始。まるで見知らぬマンションに侵入する泥棒のような緊張感。脳裏に焼きついた映像どおりにピ、ピとキーを押す指。そして…ウイーン、ガチャという無機質な音。や、やった…見事成功しました。

なんだか、ようやくこのマンションの正式な住人になれたみたいな安心感に包まれた瞬間でした。

2007年03月23日(金)

机の上にホッチキスの芯が落ちているのを見つけた。

片付けよう、と思うより先に、無意識に、ごく当たり前に、手を伸ばした。指先にくっつけようと、ぐっと押しつけた。

すると。

そのホッチキスの芯は歪んでいたらしく、尖った先端を人に向けていたのだ。見ると、それは指に深く刺さってしまっていた。抜いた途端に真っ赤な血が滲み出て、ちくちくと痛みを感じた。

しかし、1ミリにも満たない傷口から流れる血はほどなく止まり、痛みもわずかな時間でおさまったので、そのまま放っておいた。こんな些細なことは、どうせすぐに忘れてしまうだろう。

ただ、それだけ。

2007年03月24日(土)

春雨はあまり好きじゃないです。降る方も食べる方も。

人通りの少ない道でずっと自分の前を歩いてる人がいる時ってありませんか。「あーなんか後をつけてるように思われたら嫌だなーでも次の角曲がるからそれまでの辛抱さ」とか思ってると前の人もその角を曲がったりしますよね。なんなんだろうな、あれ。

それはともかく昨日給料日だったというのにすでに貧乏です。自由に使えるお金がなさすぎます。

2007年03月27日(火)

すっかり春めいてきて夜の寒さもずいぶんとやわらいだ今日この頃、いつもの冬なら常に風邪気味で体調は悪くて当たり前だったのに、今年の冬は一度も風邪をひくことなく過ごせたと喜んでいたら、へっくしゅん!…このざまですよまったく。ええ、つまり風邪をひきました。インフルエンザかどうかなんて知りません。たとえどんなに酷くなっても病院に行くつもりもそんな余分な金もありませんから。ましてやタミフルなんて胡散臭い薬を服用するはずがありません。。いいんです、できるだけたくさん寝たり手洗いうがいをしっかりしてるうちになんか良くなってきた気がするから。寝込んでるより仕事してた方が早く治るように思うので欠勤もしません。そもそも病気の治療に一番重要なのは投薬でも栄養バランスでも規則正しい生活でも十分な睡眠でもなく気合いなんです、きっと。病は気からと信じて30年間大した病気もせずに生きてきました。だから今回もなんとかします。気合いで。

…自分でも早死にしそうだな、と思います。

2007年03月31日(土)

仕事が平穏無事に終わった2007年度末の朝。もはや常連となった職場近くのな○卯で牛とじ丼と小うどんを食べ、地下鉄に乗り梅田で阪急に乗り換える前に向かった先はとらのあな。そう、今日は某同人小説(Fate/Zero 2巻)の発売日なのです。早くから予約をしていて、店に着いたのは開店直後。完璧です。パーフェクトです。…むむ、すでにレジにはたくさんの客が僕が予約した小説を手に並んでいるではありませんか。皆考えることは同じですね…って待った。入口横には山のように積まれた小説。そして多少遅くなっても確実に開店直後に来店できた僕。予約、しなくても、よかったんじゃあ…。

ま、まあ手に入ったからいいんですけどね。石橋をたたいて渡る用心深さは肝心なところで発揮されなかったりもしますが。あと石橋を叩くだけ叩いて渡らなかったり。