仕事に没頭するほど、人生を蔑ろにしているような焦燥。
今の仕事が自ら望む色ではないから、
「金を稼ぐため仕方なく」という意識が強いから、尚更。
仕事に身体を食われ、削られ、奪われ。
だからロクに自分と向き合えない、と。
言い訳をして、今日も残り少ないマイライフから目を背ける。
逃げて。
逃げて、逃げて、逃げて。
逃げ場なんて、もうとっくに何処にも無いのに。
明日も仕事に一所懸命なフリをして。
スタコラサッサと逃走劇の一人芝居。
「今日もどうにか逃げ切った」と、俺自身を騙してまた明日。
逃げるフリすら出来なくなった時に、
「こんなはずじゃなかった」と最期に嘆く台詞の準備は万端か?
なあ、いいかげん認めてくれよ俺。「もう逃げられない」んだって。
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